第44回札幌市脳卒中地域連携パスネット協議会合同会議報告

札幌市脳卒中地域連携パスネット協議会
第44回 合同会議 議事録
日時 平成29年10月31日(火) 19:00~20:30
場所 札幌市中央区大通西19丁目 札幌市医師会館5階

製品講演
抗てんかん剤「フィコンパ」の有用性について エーザイ株式会社

1.開催挨拶(札幌市脳卒中地域連携パスネット協議会(以下:本会) 代表 板本 孝治先生))
板本代表より以下の内容で挨拶・報告事項があった。
脳卒中及び急性心筋梗塞あんしん連携ノート(以下:ノート)を運営・発行している北海道地域連携クリティカルパス運営協議会がNPO法人化し、北海道医療連携ネットワーク協議会に名称変更となった。新しいガイドブックは今週各施設に事務局より郵送している状況。運用当初からWeb入力によるデータ集積・登録する方法であったが、これが原因によりノートが拡散・普及しなかったと思われるため、運用方法が変更となった。
もっと広い活動、地域の医療分野・介護分野との連携だけではなく、さらに市民生活に浸透させること、対象疾患を拡大する事を目的としてNPO法人、2017年3月22日に設立された。8月に第1回定期総会が行われ、広い範囲での疾患管理(総合的疾患管理)をすることで、脳卒中や急性心筋梗塞の予防を図ることを目的としている(実際にデータ上、再発率はノートを活用する事で年間再発率を下回っている)。また、NPOが主体となって教育・指導にも力を入れる、データ入力は行わず、患者指導に力を入れる予定。今後、各地域での研修会を予定しており、今年度は西胆振・東胆振など7カ所から研修会の依頼がきている。利用者・家族への啓蒙も行い、もっと広い意味での活動を目指すとのこと。

2.事務局連絡係からの報告
脳卒中地域連携パスの同意書説明文の1枚目の代表者名が北海道大学病院 宝金院長のままとなっているため、代表名を変更し、修正した同意書の様式をデータで各施設に事務局より後日送付する。

3.青山 誠 副代表からの報告
2018年3月15日~3月18日に開催される第43回日本脳卒中学会学術大会(福岡)での発表についてメールで参加を募っていたが発表希望の施設はなかった。手稲渓仁会病院からはリハビリテーション部より2演題、患者サポートセンターMSWより1演題発表予定。2018年2月の合同会議にて再度進捗は報告する。

4.講演会
座長:札幌渓仁会リハビリテーション病院 院長 横串 算敏 先生
講演:「脳卒中患者のこころのうち -障がい受容と日本人-」
講師:札樽病院 リハビリテーション科 岡本 五十雄 先生

以上